いわゆるFラン大生が大手企業への就職するのは簡単ではありません。大学のネームバリューとしてはどうあがいても勝ち目はありませんし、一部の総合商社やメガバンクならエントリーシートだけでばっさりと切ってしまいます。

しかし、Fランだから大企業に採用されないわけではありません。

当たり前のことですが、採用側からすれば学歴は最重要事項ではないからです。コミュニケーション力やリーダーシップ力をうまくアピールすれば人事担当者の目に止まり面接を通過していくことが可能です。

このページでは、Fランから大企業へ就職するために行う方法を紹介します。

1.自己分析を徹底してコンプレックスをなくす

おそらく「Fラン大」だと思っている時点で学歴にコンプレックスがあるでしょう。コンプレックスがあること自体は問題ありませんが、それが自信のなさに繋がっているなら問題があります。

弱点のない人間なんていません。徹底的に自己分析をして、自分の長所や得意なことを徹底的に洗い出しましょう。

面接で自信をもって回答できるようになりましょう。

2.ES(エントリーシート)対策・履歴書対策

人気企業の人事担当者は一人ひとりを細かく見ている暇がありませんから、なんとか自分をアピールしなければ「Fラン大の一人」として埋もれてしまいます。

Fラン大の就活生を見ていると。エントリーシートの通過を諦めてしまっている人だって少なくありません。

エントリーシート・履歴書対策としては次の2つがおすすめです。

  • 大企業に入社した先輩のエントリシートを真似してみる
  • 就活支援をしているキャリアアドバイザーに添削してもらう

先輩のエントリーシートは大学の就職課で教えてもらえることがあります。就職課では、所属する大学のOBOGを輩出している企業が分かりますから、自分の志望企業に学歴フィルターがないかどうかをチェックできます。

就職エージェントにいけば、プロのキャリアアドバイザーが無料で添削してくれますし、書類選考なしで面接へ進むことも可能です。

3.面接官の評価ポイントを知る

就職活動では、面接官が「何がよいか」「何が悪いか」という評価ポイントを知っておくと非常に有利になります。調べ方は次の3通りくらいです。

  • 就活セミナーへ行ってみる
  • 内定直結タイプの説明会へ行く
  • エージェント経由で応募して、評価ポイントを聞く

評価ポイントを知っているのは面接官だけです。通常は評価ポイントや不採用理由を教えてくれませんから、エージェント経由で面接に臨むのが現実的です。

4.大手の子会社の入りやすい職種を狙う

大手企業の子会社の営業職など、入りやすい職種を狙って就活をすすめていきます。

地方であればそこまで競争も激しくないため、学歴のハンデがあっても十分に戦っていくことができます。(首都圏エリアの勤務を希望すると少し厳しくなります)

新卒で大手企業の子会社に入社し、20代後半で別の大手へ転職するのもありでしょう。

一例をあげると、不動産情報サイトの「SUUMO」を運営しているリクルート住まいカンパニーはおすすめの一つです。ハードワークですが、様々な経験を積めうえに他企業からの評価が高いため、20代の転職では非常に有利になります。

※大手といっても外食はおすすめしません。他職種への転職が難しいですし、あまりのハードワークで自分自身が潰れてしまうこともあります。

5.就職エージェントを利用する

Fランから大手を目指す人にもっともおすすめなのが『就職エージェントを利用して効率的に就活をすすめていく』方法です。

就職エージェントがおこなっていること

  • 履歴書・エントリーシート対策
  • 面接対策(応募企業ごとの模擬面接)
  • 採用されやすい企業の紹介
  • 面接スケジュール調整
  • 給与や待遇の交渉

就職エージェントには、それぞれ非公開求人(特別選考枠)をもっており、登録者のみ紹介してもらえる企業の採用枠があります。非公開求人はリクナビやマイナビなどのナビサイトには載ってませんから、他の就活生とは別のルートで採用試験にすすむことができます。

キャリアチケットや就活エージェントneoでは、面接で不採用になっても、評価ポイントを聞いて就活生にフィードバックしてくれます。

就活をすすめながら自分の弱点を克服できますから、大手への内定獲得できる可能性が高くなるのはもちろん、早めに内定がでやすくなります。

【あとがき】現実的な方法って少ないですよね

「学歴が低いから大手企業なんて無理…」となるのも仕方ないかもしれません。

ネットを見てみると、「学生時代に他の人がやっていない体験をしておく」ということが書いてあります。それ自体はいいのですが、例として書かれているのがとても非現実的な方法ばかりです。

・学生起業をして何億円もの黒字を出す
・地下格闘技で活躍する
・株投資で元手を何十倍にする

大手企業から内定をもらうための難易度がこんなに高いなら、誰一人として大手企業へ行くことはできません。でも、あなたの大学のOBにも、大手企業への就職した人は何人もいるでしょう。

Fラン大から大手への内定を獲得した人達が行っていたのは『自分にできることをやり続けた人』です。頑張れば必ず大企業から内定がでるわけではありませんが、できることを一つづつやった人なら必ずリターンはでます。

21歳~22歳の若者ならそこまで実力差があるわけではありませんから、1~2カ月の頑張りだけで十分挽回していくことができます。エージェントならキャリアアドバイザーが一緒に就活をすすめてくれますから、できることの幅を広げてくれるでしょう。