業界の大企業にしか興味がない人達に対して

  • 大手病は就活を台無しにする
  • 新卒カードをうまく使えずに既卒になる

なんて言われますよね。

自動車メーカーならトヨタや日産だけ、金融なら三菱東京UFJ・三井住友銀行・みずほ銀行以外に選択肢はなし。大企業の中でも、誰もが知っている最大手しか行きたくない状態を『大手病』と名付けて揶揄することはあります。

大手病のリスクは無い内定

大手病あるあるの一つに『周囲の目を気にしすぎて自分自身が見えていない』があります。

  • 応募するのは業界最大手のみ
  • 入社後にどんな仕事をしたいかというビジョンがない
  • 大企業から内定をもらって自慢したいという気持ちばかり

『ゴールが入社』という状態になっている求職者を必要している企業はありません。就職先を選ぶ基準が『周りの人に自慢できるかどうか』となっている人ほど、どこの企業からも内定を取ることができずに学校を卒業することになります。

「大手企業に入りたい」ではなく、「この仕事をしたくて御社への入社を希望しています」という人の方が採用される確率は高いです。

大手病の末路は高齢フリーター

説明会が3月にスタートしたあと、就活のチャンスはどんどんなくなっていきます。エントリーする企業を最大手だけに絞った結果、中小企業の席すら残らずに大学4年の3月になってしまうのも珍しくありません。

就職留年や既卒での就職活動は更に厳しくなります。年齢を重ねるほど就職先がなくなりますから、大手病を克服しない限りはさらに内定がでないまま時が過ぎていきます。

その結果、高齢フリーターという末路が待っています。

とりあえず内定をもらっておこう

最大手企業にしかエントリーシートを提出せず、最終的にはどこからも内定をもらえていないという事態だけは避けなければいけません。

就職浪人が長くなると本当に悲惨です。それこそ大学受験浪人とはわけが違います。周りの人が責任のある仕事を任されて経験を積んでいるのに、自分は就職活動をしながらアルバイト生活を続けるわけです。ビジネススキルが格段に違ってきますから、その後の職歴にも大きな差が付きます。

フリーター期間が長ければ長いほど状況が悪化しますから、とりあえず内定をもらっておくことをおすすめします。