「就職浪人は不利だからしないほうがよい」なんて言われますよね。

就職浪人は次の2つの意味で使われています。

  • 就職先が決まらずに留年した人(就職留年)
  • 就職先が決まらずに既卒になった人(就職浪人)

どちらの意味でも使われているので「どちらが正しいか」は問題とはしません。

あまりにも就職浪人するなという人が多いので、「就職浪人してもいいんじゃないかな?」と思った理由について書いてみました。

就職留年してもいいんじゃないですか?

就職留年に多いのは「内定はでたけど希望の企業からは内定を得られなかったから…」というタイプです。こんな人に対しては「いいから就職しておけ!就職浪人するな!」という意見が圧倒的に多いですよね。

その代表的な理由が次の4つです。

  • 第一志望の企業はすでに人材レベルを細かく見られてるから、最初から不採用の可能性がある
  • 比較対象は同年齢(社会人1年目)なので、よっぽど優秀でなければ採用されない
  • 就職活動をすすめる友人が少なくなるため情報が入ってこない
  • 留年する価値があるのは「全く就活しないで大学4年の秋になった」人だけ

でも、あなたが就職留年したいならするべきだと思います。

20代の能力差なんてそこまで大きくありませんし、新卒入社する最初の一社目はそれなりに大切です。学歴フィルターがあるように職歴フィルターは存在しますから、就職留年は大きなデメリットにはなりません。

むしろ、後の人生に悔いを残す方が問題です。自分で選んだ道を一生懸命やって後悔することは少ないです。将来「あの時やっておけば…」と思い出さないような選択をすることをおすすめします。

内定が一つもなくて既卒になりそうなら

どこからも内定を得られず就職浪人になりそうなら、なんとかして一社だけでも内定を獲得しましょう。「既卒3年目までは新卒扱いで」というお達しはありますが、実際にそんな扱いをしている企業は少ないです。既卒になったらなったで早めに就職を決めた方がよいです。

しかし、「どこでもいいから」とブラック企業に入ってしまうのは避けるべきです。長時間労働&低賃金でボロ雑巾になってしまったら、スキルアップはもちろん将来のキャリアアップだって上手くいきません。

どこからも内定を得られなかった人は、就職活動のやり方に問題があるかもしれません。今は新卒向けのエージェント既卒専門の転職エージェントもありますから、キャリアアドバイザーのアドバイスを聞いてみることをおすすめします。

就職のプロによる第三者のアドバイスを聞けば、自分だけでは見つからなかったあなたの強みが見つかります。書類対策や面接対策も懇切丁寧に行ってくれます。