ガイアの夜明けの影響でセシルマクビーが思い切り叩かれています。あそこまで尖ったコンテンツを作ったテレビ東京の取材班には拍手を送りたいです。

しかし、日本の縫製工場なんてどこもあんなもんです。若者向け製品に限らず、ある程度ブランド化に成功している大人向けの製品だってそうです。

ここ数年でヒットしてるタオルだって時給400円のベトナム人が作ってます。日本人を最低時給で雇ったら経営が成り立たない工場はたくさんあります。

「外国人なら安くていい」という認識は間違いなくある

地方の工場の経営者に「外国人なら安くていい」という認識はあります。

ただし、それは外国人ならOKではなく、安く働いてくれる奴隷なら誰でもいいという感じでしょう。日本人を時給400円で働かせたら労基署が黙ってられませんからね。

労基署や警察の皆さんには、地元の産業が潰れるからと言って外国人技能実習制度の悪用を放置しないでいただきたい。そしてテレビ東京はどんどん地元の産業を潰していただきたい。

社長がフェラーリ乗ってる工場に突撃してくれませんか?

日本人が働くブラック企業の見分け方は結構難しいけれど、外国人実習生に対して異常な扱いをしてる一部の企業はパッと見で分かりやすいです。

とりあえずベトナム人がいっぱい働いてる工場を取材してくれませんか?社長がフェラーリ乗っててわかりやすいですから。

外国人を救えば、品質が落ちて値段が高くなるけれど

外国人実習生の時給を上げれば、間違いなく洋服や布製品の値段は上がります。日本人にとってはいいことばかりではありません。

今でさえ好きなブランドの服を手に取って「あれ?品質悪くなってない?」って思うことはあると思います。

でも「俺らが着るもののが品質が落ちて値段が高くなってる!どうなってんだ!企業努力しろ!」なんて言ってるわたしたちが外国人技能実習制度の悪用を助けているわけです。

縫製産業に頼ってる自治体としては間違いなく景気が悪くなるけど、その辺はひとつ目をつぶって悪徳経営者をどんどん潰していこうぜ!

追記:ジャパンイマジネーションがコメントを発表していました

責任逃れではなく、ただ本当のことを言っているだけでしょう。「不適切な人権労働環境のもと製造されているブランド製品がある」と認識されたのは大きな一歩かもしれません。

セシルマクビーをどれだけ叩いたところ問題解決にはならないでしょうね。問題になった会社はまた別の会社を作って同じことをやるだけでしょうから。

過日放送のTV番組における放送内容に関しまして、ご説明申し上げます。番組内で放送された縫製工場における外国人技能実習生の労務問題に関しまして、本年7月に岐阜一般労働組合及び番組制作会社より一報を受け、弊社として初めて認識致しました。弊社商品の取引メーカー様に確認をした結果、今回問題となった同工場に対し該当とされる商品の発注がなされており、労務問題が存在するという事実も判明致しました。弊社としては、取引メーカー様へ同工場での商品の製造を取りやめて頂くよう申入れ、本年9月をもって同工場での製造は終了しております。

弊社の商品が取引メーカー様の先の縫製工場において、不適切な人権労働環境のもと製造されていたとすれば、誠に遺憾であると考えており、またその実情を知り得なかったことについては、大いに反省すべき点であると認識しております。今後は取引メーカー様と共に、製造現場について更なる関心を払い、弊社の商品がそのような環境下で製造されることがないように努力をして参る所存です。お客様をはじめ、各方面の皆様に大変ご心配をおかけ致しましたこと、心よりお詫び申し上げます。以上

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